光のもとでⅠ
「どうするも何も、家族で祝うのが毎年恒例だけど?」
「はっ!? 冗談だろ!? 高校男児が何言ってんだよっ!」
激しい突っ込みを入れたのは俺じゃない。蒼樹の後ろの席に座って一連の会話を聞いていた環だ。
「いや、冗談でもなんでもなくて……。うち、俺と妹の誕生日が三日違いなんだよ」
だからなんだ……と言いたい。
「だから、プレゼント交換というか、プレゼントもらうのは誕生日当日なんだけどケーキ食べるのは三十一日って決まってて、その三日間は予定がない限りはたいてい家族で過ごすよ?」
さらりと答える。それがさも当たり前のように……。
家にいてどーすんだ……? と訊きたかったが、それ以上のことを環が訊いた。
「はっ!? 冗談だろ!? 高校男児が何言ってんだよっ!」
激しい突っ込みを入れたのは俺じゃない。蒼樹の後ろの席に座って一連の会話を聞いていた環だ。
「いや、冗談でもなんでもなくて……。うち、俺と妹の誕生日が三日違いなんだよ」
だからなんだ……と言いたい。
「だから、プレゼント交換というか、プレゼントもらうのは誕生日当日なんだけどケーキ食べるのは三十一日って決まってて、その三日間は予定がない限りはたいてい家族で過ごすよ?」
さらりと答える。それがさも当たり前のように……。
家にいてどーすんだ……? と訊きたかったが、それ以上のことを環が訊いた。