光のもとでⅠ
風変わりな友人 Side 高崎葵 02話
午後練に行く道すがら、俺はお決まりの勧誘をしていた。
「蒼樹もハイジャンやろうよ」
「んー、今のところ短距離で精一杯」
「身長あるし、いいバネ持ってるんだからやってみればいいのに」
俺は中等部から陸上部でハイジャンをやっていて、ほかにハイジャンをやる人間が少ないこともあり、ずっと蒼樹を勧誘しているわけだけど、いいようにはなびいてくれない。そこら辺は結構頑固。
それに、入部早々、こいつは短距離走でかなりいいタイムを出していた。しかし、中学ではテニス部だっという。
なんでテニス部じゃなくて陸上にしたのかと聞くと、「荷物が少ないから?」と首を傾げつつのの返答。
確かに電車通学の蒼樹には荷物が少ないに越したことはないんだろうけど……。
いまいち、つかめない男だ。
「蒼樹もハイジャンやろうよ」
「んー、今のところ短距離で精一杯」
「身長あるし、いいバネ持ってるんだからやってみればいいのに」
俺は中等部から陸上部でハイジャンをやっていて、ほかにハイジャンをやる人間が少ないこともあり、ずっと蒼樹を勧誘しているわけだけど、いいようにはなびいてくれない。そこら辺は結構頑固。
それに、入部早々、こいつは短距離走でかなりいいタイムを出していた。しかし、中学ではテニス部だっという。
なんでテニス部じゃなくて陸上にしたのかと聞くと、「荷物が少ないから?」と首を傾げつつのの返答。
確かに電車通学の蒼樹には荷物が少ないに越したことはないんだろうけど……。
いまいち、つかめない男だ。