光のもとでⅠ
「たぶん、翠葉はそういうのに興味は示さないと思う。何せ、ピアノとハープ、カメラが趣味っていう子だから」
次の瞬間、湊さんが笑いだした。
「ピアノにハープってすごいわね!? そこらのお嬢様よりお嬢様らしい習い事じゃない」
「え……うち一般家庭ですけど」
それに、この高校にはお茶やお琴、いけばななどを嗜む女子は大勢いる。それからしてみたら、許容範囲内ではないだろうか。
「ピアノはわかるけど、ハープって普通じゃないでしょ?」
秋斗先輩に言われて、そういうものなのか、と疑問に思う。
「あぁ、もしかして大きなグランドハープ想像してます? 違いますよ? 翠葉がやってるのはアイリッシュハープっていって、オケで見るような大きなハープじゃなくて、高さが百五十センチくらいのフロアハープです」
補足程度に話してみたけど、あまり効果はなかったようだ。
次の瞬間、湊さんが笑いだした。
「ピアノにハープってすごいわね!? そこらのお嬢様よりお嬢様らしい習い事じゃない」
「え……うち一般家庭ですけど」
それに、この高校にはお茶やお琴、いけばななどを嗜む女子は大勢いる。それからしてみたら、許容範囲内ではないだろうか。
「ピアノはわかるけど、ハープって普通じゃないでしょ?」
秋斗先輩に言われて、そういうものなのか、と疑問に思う。
「あぁ、もしかして大きなグランドハープ想像してます? 違いますよ? 翠葉がやってるのはアイリッシュハープっていって、オケで見るような大きなハープじゃなくて、高さが百五十センチくらいのフロアハープです」
補足程度に話してみたけど、あまり効果はなかったようだ。