光のもとでⅠ
十六歳の誕生日 Side 御園生翠葉 01話
四角い窓からは、朝らしい光が差し込んでいた。
私はベッドに横になったまま、今日もいい天気だな……とその光を見て思う。
朝の早い時間ということもあり、カーテン向こうの廊下からは、音という音は聞こえてこない。部屋の窓も閉まっているので外の音が聞こえることもない。
私の前には朝の光だけが存在していた。
夜には窓際のカーテンを閉められる。ついでに、ベッドの周りを囲うカーテンもきっちりと閉められる。
私はいつも、閉められたカーテンをこっそり開き、朝は陽の光で目覚めるようにしていた。
始めの頃は、看護師さんが見回りに来たときに閉められてしまう……ということを繰り返していたものの、今では黙認してくれている。
私はベッドに横になったまま、今日もいい天気だな……とその光を見て思う。
朝の早い時間ということもあり、カーテン向こうの廊下からは、音という音は聞こえてこない。部屋の窓も閉まっているので外の音が聞こえることもない。
私の前には朝の光だけが存在していた。
夜には窓際のカーテンを閉められる。ついでに、ベッドの周りを囲うカーテンもきっちりと閉められる。
私はいつも、閉められたカーテンをこっそり開き、朝は陽の光で目覚めるようにしていた。
始めの頃は、看護師さんが見回りに来たときに閉められてしまう……ということを繰り返していたものの、今では黙認してくれている。