光のもとでⅠ
「ダメっしょ? ダメダメっしょ? ま、それがあんちゃんだからそれでいいんじゃん? 俺は今までと変わらず司っちの邪魔するし」
「おぃ……」
「だってさぁ、リィだよ? 俺たちの妹だよ? もったいないって。俺、今から結構な自信があるんだけど。リィをお嫁にくださいって男が来たら、超ハードル高い難題用意してやろうと心に決めてんの」
「なんだよ、それ」
まるで父さんみたいなこと言って。……とは言いつつも、自分も怪しいことこの上ない。
「いいじゃん。もう誰が迎えに来るのかわかってるようなもんだし。司っちになんてただじゃやらないよ。ま、付き合うくらいは認めてあげる。ここに至るまで常に損な役回り買って出てたからね。そのくらいは譲歩します。でも、結婚は別だから」
妙にきりっと決め顔で言うもんだから吹き出した。
「おぃ……」
「だってさぁ、リィだよ? 俺たちの妹だよ? もったいないって。俺、今から結構な自信があるんだけど。リィをお嫁にくださいって男が来たら、超ハードル高い難題用意してやろうと心に決めてんの」
「なんだよ、それ」
まるで父さんみたいなこと言って。……とは言いつつも、自分も怪しいことこの上ない。
「いいじゃん。もう誰が迎えに来るのかわかってるようなもんだし。司っちになんてただじゃやらないよ。ま、付き合うくらいは認めてあげる。ここに至るまで常に損な役回り買って出てたからね。そのくらいは譲歩します。でも、結婚は別だから」
妙にきりっと決め顔で言うもんだから吹き出した。