光のもとでⅠ
「そのふたつで悩んでいるの?」
「そう。リィはもう決まったの?」
カゴの中を見られ、「うん」と答える。
「こっちのブルーのが蒼兄ので、紫のがお父さん。どうかな?」
「似合うと思うけど……司っちのは?」
「え……?」
「え? って、司っちにだってあげるんでしょ?」
「うん、お菓子はあげるけど……」
「マフラーはっ!?」
「えっ!?」
訊かれて驚く。でも、唯兄は私の返答に驚いていた。
「ツカサにもあげるものなの?」
「逆っ、普通逆でしょっ!?」
「そう、なの……?」
「ああああ、もうこの子はっ! ほら、司っちの選ぶよっ」
カゴを取られ、毛糸がずらりと並ぶ什器の森に引き戻される。
「そう。リィはもう決まったの?」
カゴの中を見られ、「うん」と答える。
「こっちのブルーのが蒼兄ので、紫のがお父さん。どうかな?」
「似合うと思うけど……司っちのは?」
「え……?」
「え? って、司っちにだってあげるんでしょ?」
「うん、お菓子はあげるけど……」
「マフラーはっ!?」
「えっ!?」
訊かれて驚く。でも、唯兄は私の返答に驚いていた。
「ツカサにもあげるものなの?」
「逆っ、普通逆でしょっ!?」
「そう、なの……?」
「ああああ、もうこの子はっ! ほら、司っちの選ぶよっ」
カゴを取られ、毛糸がずらりと並ぶ什器の森に引き戻される。