光のもとでⅠ
「あの、朗元……会長はいらっしゃいますか?」
「はい、おられます」
私に中へ入るように促すと、その人は庵から出ていった。……というよりも、庵の外で待機、といった感じ。
「こんにちは」
庵の奥には藤原さんと朗元さんがいた。
「おぉ、久しいの。体調はどうじゃ?」
「変わりありません。朗元さんは?」
「この季節は少々辛くての。清良が目を離してくれんわ」
ふぉっふぉっふぉ、と笑いながら庵の隅でパソコンに向き合っている藤原さんを指す。
「顔色がいい。体調良さそうね」
藤原さんに言われ、
「おかげさまで」
まさかここで藤原さんに会えるとは思っていなかったので、なんだか得した気分。
「はい、おられます」
私に中へ入るように促すと、その人は庵から出ていった。……というよりも、庵の外で待機、といった感じ。
「こんにちは」
庵の奥には藤原さんと朗元さんがいた。
「おぉ、久しいの。体調はどうじゃ?」
「変わりありません。朗元さんは?」
「この季節は少々辛くての。清良が目を離してくれんわ」
ふぉっふぉっふぉ、と笑いながら庵の隅でパソコンに向き合っている藤原さんを指す。
「顔色がいい。体調良さそうね」
藤原さんに言われ、
「おかげさまで」
まさかここで藤原さんに会えるとは思っていなかったので、なんだか得した気分。