光のもとでⅠ
「唯兄、終わった!」
「お疲れさん。じゃ、帰ろっか」
「うん。付き合ってくれてありがとう」
「じゃ、そのお礼に、司っちに渡したときの反応やら何やらを白状さない」
「え……?」
「帰り道、楽しみにしてるからね?」
唯兄と手をつないで地下駐車場へ向かう。車に乗り込むと質問攻めにされた。
お菓子を渡したときの反応やマフラーを渡したときの反応。けれども、私はその前者しか答えられない。
「お菓子はお弁当を食べるときに渡したの。少し驚いた顔をしていたけど、コーヒー飲みながら食べたいから、ってあとで食べるって言われちゃった。感想聞きたかったのに残念……」
「マフラーはっ!?」
「……学校で渡すのは恥ずかしくて、真白さんに会いに行ったとき、ツカサの部屋のデスクに置いてきちゃったの」
「お疲れさん。じゃ、帰ろっか」
「うん。付き合ってくれてありがとう」
「じゃ、そのお礼に、司っちに渡したときの反応やら何やらを白状さない」
「え……?」
「帰り道、楽しみにしてるからね?」
唯兄と手をつないで地下駐車場へ向かう。車に乗り込むと質問攻めにされた。
お菓子を渡したときの反応やマフラーを渡したときの反応。けれども、私はその前者しか答えられない。
「お菓子はお弁当を食べるときに渡したの。少し驚いた顔をしていたけど、コーヒー飲みながら食べたいから、ってあとで食べるって言われちゃった。感想聞きたかったのに残念……」
「マフラーはっ!?」
「……学校で渡すのは恥ずかしくて、真白さんに会いに行ったとき、ツカサの部屋のデスクに置いてきちゃったの」