♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
黒目がちな光る瞳で


穴があくほど


みられると


相当  恥ずかしい



すみれは


「だから


絶対に 私を好きにさせてみせるよ。


それで 雷馬くんの力になりたい」


真っ赤になって 力説した。


雷馬は じっとすみれを見続けていた。

やがて 


「その言葉 に


かけてみる

お前に

俺の全てをかける。




頼むから 俺を好きにさせてみろ。


時間がないんだ。俺には」




そう
雷馬には


人間として生きられるタイムリミットが


迫っていた。






これを逃せば


俺は掟どおり


生け贄を食わない限り

一生狼のまま生きる事になるはずだ。




< 109 / 206 >

この作品をシェア

pagetop