♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
「ちょ!ちょっと!待って!」


足をばたばたさせるすみれ。


お構い無しに


反対側の首筋にも

キスをする雷馬。



「待って!」


雷馬は 馬乗りになったまま

すみれを見おろした。



「何を待つ?

俺の事 好きなんだろ?


なら
かまわないんじゃ?」



「構うよ!

私は好きでも 雷馬くんは

私を好きじゃないじゃん!」



雷馬は めんどくさそうに

すみれを開放すると

大の字にごろんと寝転んだ。



「好きじゃなくても……


口にキスは出来なくても

……する事はできる」



「しなくていい!」


すみれは ぷんぷん怒っていた。



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