♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
一年前に とても
愛した人がいた。と
雷馬は すみれに
留学生が イギリスに帰った日に
いなくなってしまった舞香の事を
歩きながら 話した。
誰かに 話しておきたかった。
自分も 人として
人を愛せた時期もあったって事を
すみれは 何もいわずに
すべてを
頷いて聞いていたくれた。
「そういえば
あったね。そんな事
舞香さん、たしか
凄い美人だったんだよね?」
「ああ」
「今、どうしてるのかな?」
「さあな。
帰ろう。すみれ」
すみれの肩を抱いて歩いても
雷馬の胸は 高鳴らなかったし
ドキドキもしなかった。