♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
雷馬は ふと

上を見上げた。



すると、

誰かが 上の窓から

裏庭を見ていたようだった。



その人影は

雷馬から 隠れるように


姿を隠してしまった。




雷馬は じっと


誰かがいたらしい窓を見つめた。




「ねえ、雷馬。

こっち向いて」


雷馬が 舞香に視線を落とすと


ふいに舞香が


背のびをして



自分の唇を


雷馬の唇に

押し付けてきた。



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