♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
「・・・・ふえ・・・・っく


ひっ・・・・っく」


廊下の壁に引っ付いて


ちいさくなって


泣いている子供のような影が見えた。




雷馬は


息を整え


近づいていった。






足音に気がついて


その人物が顔を

上げた。



「雷・・・馬くん・・・



あの・・・」


すみれは 目をがしがし こすると



「あの・・・聞いたよ。

よかったね。間に合って・・・


雷馬くんの 好きな舞香さん・・・


戻ってきたって


みんな 噂してた」


と 無理に笑顔になった。
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