♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
すみれの瞳の中に


彫刻のように綺麗な雷馬の姿が

うつっていた。



雷馬の顔が少し傾き


その瞳は

すみれの小さな唇を


うつしていた。





二人の顔が 近づいた時



もの凄い速さで来た何かが


ふいに  すみれの体を


さらっていってしまった。





「きゃあああああああ!」



風に巻かれたように


すみれの体は


あっという間に



大きな叫び声と共に


雷馬の前から


忽然と 消えてしまっていた。
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