♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥

「後ろ姿だったが・・・


俺には・・・わかった。


あれは 狼だ。



俺と同じ匂いがした。



人狼の匂い・・・」



雷馬は 自分を責めていた。



なぜ、もっと強くすみれを


抱き寄せていなかったのか・・・



狼のくせに


女ひとり 守れないで・・・



笑える・・・



「  あいつに


すみれは 渡さない!


絶対に!


たぶん 山に入った!

山を・・・・

山の中を探してくれ!」
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