♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
いつの間にか
月が雲に覆われたため
元に戻った雷馬は
気を失ったまま倒れているすみれを
抱きかかえた。
「戻るぞ。車を・・・」
「はい。かしこまりました」
山田が 車を取りに行っているうちに
雨が音を立てて降り始めた。
ザザーーーーーーッ
雷馬は すみれが
濡れないように抱きかかえたまま
木陰に入った。
どしゃぶりの雨の中を
裸のまま 濡れてしゃがみこんでいる
ライアンがいた。
嗚咽するライアン。