♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥

その手を

雷馬が ぴしゃりとはたいた。


「?いたっ!なんで?」



「お前は 前だろ!」



「ちぇ・・・・」


ライアンは仕方なく


助手席に乗った。




後部座席に乗った雷馬は 


自分の太ももに


すみれの頭をのせた。



雨で濡れ すみれの顔にかかった髪を


そっと 指で なおすと

雷馬は 執事に渡されたタオルで


すみれの顔の雫を


優しく拭った。
< 150 / 206 >

この作品をシェア

pagetop