♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
「俺のは そういう低俗な言葉で表現されねえし」

すみれの瞳を覗きこむ雷馬。


「好きでなくても、こう近くにいたら、相手がお前であっても 手を出さないとはいいきれない。何故かって? 俺は男だからな」


雷馬の大きくて長い指がすみれの髪をゆっくりと撫でた。


すみれの首のうしろに雷馬の手がまわる。指先が耳たぶに触れ、やがて親指がすみれの顎のラインをそっと撫でていく。


そして、甘い声で囁かれていた。


「やるの?
やらないの?すみれ。俺の女になるバイト」
と言われた。





雷馬の指先がすみれの唇に触れ、そして止まった。






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