♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
「心配か・・・・俺の事」

そんな事を

苦しそうにいう雷馬。



「・・・・まあ。

だって まだ契約期間だし・・・・」


すみれの口から

可愛げない発言を聞いても

なんら表情に変化の無い雷馬。



すみれの手を離すと


「限界なんだ・・・・そろそろ

決断しないと・・・」


そう言って

すみれを 真っ直ぐに見た。



その瞳は


黒に近い深い茶色で


獲物をみつけた 獣・・・・


そう 狼のように

眼光するどく

鋭利な刃物のように


危険な香りがした。
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