♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
狼から


離れようと後ずさりする すみれは


やっと ドアのところまで


たどり着いて


壁に背をあて



ずるずると 立ち上がった。




その時、部屋のあかりのスウィッチに背中が


当たり 部屋が真っ暗になった。





部屋の中には


うろうろして
行ったり来たりする狼。


すみれを じっと見つめる闇に光る鋭利な瞳と



外の空に 輝いている月の光だけが



存在していた。






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