♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
次の日
学校の廊下で
いつもどおりの姿で
何も無かったように
女子に囲まれ
歩いてくる雷馬を
見つけた。
「あ」
雷馬は すみれと目を合わす事も無く
楽しげに女の子達と会話しながら
すみれの横を
通り過ぎていった。
なんで
また 無視なんだろ
でも
体は
大丈夫そう……
昨日の事は…本当にあったことなのかな
すみれは
雷馬の元気そうな後ろ姿を
目で追いながら
自分の手を握り締めていた。