♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥
「お前…

怖くないのか?俺が」


雷馬の額に

脂汗が 滲んでいた。



「…わかんない…けど

すごく 心配だから」

雷馬の額の汗を

自分の水色のハンドタオルで

拭うすみれ。



すみれの手を

雷馬の逞しい手が

とらえた。



すみれの手を握りながら

雷馬は 哀しげに

すみれを見ていた。



「震えてる…お前…

もう

俺に関わるな」




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