♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥

「留学生の イギリスから来た

 ライアンくんだ。

三ヶ月間 よろしく頼む」


担任の先生が そういって

留学生の ライアンを紹介した。




ライアンは 瞳が 湖のように青く

くせ毛の金髪は ライアンが動くたびに

軽やかに揺れた。



そのくせ 笑顔が爽やかすぎたし


「ライアンです。よろしくお願い致します」


流暢で 丁寧すぎる日本語を話すところも

うさんくさい奴だった。




案の定、学校中の女子が


ライアンをクラスに見に来たし


ライアンは いつだって笑顔で

それに応じるイギリスの王子様だった。





< 81 / 206 >

この作品をシェア

pagetop