生まれた愛
え?どゆこと!?
向かっているのは下りる階段
まさかこいつ?
「おい、どこに向かってる?」
「ん?外」
これはまずい!
「待て!俺はサボるなんてやだぞ!」
「いいから来るの!」
結衣は俺の腕を抱くように完全に離れようとしなかった
結衣には申し訳ないのとあんまり結衣をそういう目で見たくないんだけど
完全に胸が当たっててちょっとドキドキしている俺がいた
相手は結衣だぞ?ダメだダメだ俺!
と言いつつも結衣について行ってしまう
靴を履き昇降口を出て
職員室を通る時はしゃがんで窓から見えないようにした
そして校門を出てしまった
「ひゅー!わくわくするねー!」
「は、ははっ」
俺は苦笑いを隠せなかった
その間にも結衣は俺の腕を離していた