生まれた愛




そしてしばらくゲーセンで遊ぶ



かなり凝ったゲームばかりだった



例えば画面に映ってる自分たちに向かって剣を振りかざすと
血を流して倒れるシーンを作れたり



太鼓の超人ではびっくりするほど曲数が多くて
どれをやっても飽きなかった




あとは無駄に長いホッケーとかもやったなー



長さは15メートルくらい離れてて


少し力入れて弾くだけでも相当スピードが出るホッケーで
障害物とかも出てきていたので楽しかった





めっちゃ遊べる、4時間なんてあっという間だった



「いやー楽しかったなー」



結衣は満足気にベンチに座る



残り30分あるけどもう満足



休憩所で2人座っていた




「なんだかもう眠くなってきたよパトラッシュ」



「俺は犬じゃねーよ」



と言いながらも顔や頭をわしゃわしゃされてることに抵抗しない俺



今日1日だけで距離が近づいている



まあ元からベタベタと触ってくる結衣だったから何とも思わなかったけど




今は完全に千尋にフラれたことを忘れていた




それは結衣が俺を励まし叱りその後こうやって楽しませてくれたおかげだと心から思った




「もうお昼の3時だよ
そろそろ二次会的なことしようよ」


「そうだな、次はどこ行こうか」


今日1日は結衣と一緒に居たい





千尋のことは全部忘れて楽しくやりたかった









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