生まれた愛




「お前謝ること知らないのかよ!」



また結衣は俺の頭を叩く



「いてーな!夢の中に居たんだからしょうがねーだろ!」



「しょうがねーじゃねーよ!
はーーい!!この人痴漢デーース!!」


俺の手首をガシッと掴み上に上げる




「やってません!」


「触った!」





「もー!どっちでもいいから!」



千尋が間に入って止めてくれた





まったく相変わらず結衣はうるせーんだからよ





「じゃあ空は今日なしな」



結衣が俺の肩を叩き意地悪そうな顔で言う




「なにが?」




俺はあえて千尋の方を見た



昨日の件もあって少し結衣の顔を見るのが恥ずかしくなっている



「終わったらスイパラ行くからね」



「………俺も?」




女子会に参加することになってしまった












< 160 / 262 >

この作品をシェア

pagetop