生まれた愛
「お前謝ること知らないのかよ!」
また結衣は俺の頭を叩く
「いてーな!夢の中に居たんだからしょうがねーだろ!」
「しょうがねーじゃねーよ!
はーーい!!この人痴漢デーース!!」
俺の手首をガシッと掴み上に上げる
「やってません!」
「触った!」
「もー!どっちでもいいから!」
千尋が間に入って止めてくれた
まったく相変わらず結衣はうるせーんだからよ
「じゃあ空は今日なしな」
結衣が俺の肩を叩き意地悪そうな顔で言う
「なにが?」
俺はあえて千尋の方を見た
昨日の件もあって少し結衣の顔を見るのが恥ずかしくなっている
「終わったらスイパラ行くからね」
「………俺も?」
女子会に参加することになってしまった