生まれた愛
「なんだよーー空ー!まーた嫉妬かー!?
千尋はもうお前には用無しなんだよー!」
グサグサグサッ!
結衣の心のストッパーが働かないせいで
俺の心の傷がさらにえぐれた
「結衣、頼むから黙ってくれ」
結衣を全力で飛び蹴りをしようと思ったがそうはいかなかった
あぁなんだかイライラしてきた
「え、マジで落ち込んでる?」
結衣は優しく俺の頭に手を置いた
俺はその手を力強く払い
「おめーのせいだろ!」
と言いながら結衣を睨む
「なんでそんなに痛くすんの!」
「お前が悪いだろって言ってんだろ!」
「だって本当のことなんだからしょうがないじゃん!」
「もっとオブラートに包むとかねーのかよ!
たまにスッキリするけど今のは優しくするとこだろ!」
「優しくされて当たり前みたいに思ってんじゃねーよばーか!」
「あぁー!?いまなんつった!?」
「小心者だめ男」
「マジでいい加減にしろ!」
「うるさーーい!!」
千尋がついにキレた
「イチャイチャするんだったら外でしてよ!店内なんだから他の人に迷惑かかるでしょ?」
「「イチャイチャしてねーわ!!」」
俺と結衣で被せて言う
ふざけんなよまったく!