生まれた愛
気がつけば夕方になっていた
そろそろ2人も疲れてくる頃だろう
もういっぱい回ったしな
「そろそろ帰るか?」
俺が2人に聞く
「えーーもっと千尋と一緒に居たいなー」
「なーに結衣、めっちゃ嬉しい事言ってくれるじゃん!
でも無理はしたくないからなー」
そうだよなーただでさえ最近体調良さそうには見えないのに
「んー確かになー」
結衣は腕を組んで目を瞑る
「そーだ!あたしの家に泊まる!?」
結衣は飛びつくように千尋の肩を両手で掴んだ
「おおー!それいいね!」
千尋も同じように結衣の肩を両手で掴む
「きーまり!」
おう、楽しそうだな2人とも
俺は帰ってのんびりしてよ
「じゃあ空もね」
千尋が俺の背中を叩く
「……はい!?」
「はい決まりー!」
結衣も俺の肩に腕を組んで駅へと向かった
な、なんてこったーーー!!