生まれた愛
なんて声をかけたらいいかわからない
結衣も珍しく黙っている
久しぶりに会ったけど明るく振る舞うのは少し違うと思った
事情はあるけど千尋から身を引いたのは俺はどうしても許せなかった
だからこそ今真剣に話し合うべきだと思う
そして12時になる
その間も俺と結衣は一言も話さないままだった
結衣も相当考えていたのかな?
後ろの方から足音がする
「よーーう!2人とも久しぶりーー!」
振り向くと
満面の笑顔で手を振る翔の姿があった
「半年ぶりくらいか!?
いやー結衣ちょっと背伸びた?
空坊は何も変わってないなー
あはっはっはー!元気だったかー??」
すごく陽気に声をかけて翔は俺の隣に座る