生まれた愛
第4章…初恋


1週間が経った頃






「千尋、気合い入れて行くぞ」



「……うん、」




俺と千尋はある戦いに挑んでいた



絶対に負けられない戦いを…





「あと5秒…4…3…2…1…」




「ゼロ!!!!!」




ガラガラ!




ゼロと同時に扉が開く



「行け千尋!突っ込め!」



「オッケー!」



俺が壁になるように両手を広げる



「邪魔だよ!」「どけ!このやろ!」



しかしすぐにどかされる



でもこの3秒くらいが大事なんだ、



トップは千尋



その後ろを大勢の人が追いかける




「千尋!もっと早く」


「わかってるよ!うっさいな!」




女子だからやっぱ追い越されるのも時間の問題



しかし、もう手前まで来てる!



そして――




「スッペシャルチーズケーキ…2つ…」



千尋が食堂のおばちゃんに頼む



「はい、スッペシャルチーズケーキね」







勝った…



いや買った…



「うおー!千尋ー!」



「やったー!」




ついに念願のスッペシャルチーズケーキを買うことが出来た



一日16個限定で
ほんのりあまーいチーズが濃厚で美味いとこの高校では評判である




この1週間、買えずにいたそのチーズケーキを買うことが出来たのだ!





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