生まれた愛
「千尋、」
泣き止まない千尋
こんなに泣いている千尋を見るのも初めてだ……
俺は今、決意したことを千尋伝える
「俺が千尋を支えたい………ダメかな?」
千尋はやっと口を開く
「嬉しいけど…無理だよ」
さらに泣きじゃくる千尋
無理じゃないよ…
俺も頑張りたい
「俺にもやれることはやらせてくれよ」
「だから無理なんだって…」
「………なんで」
「……来月、急に広島に帰ることになったから…」
「………え?」