生まれた愛






なんとなく歩くスピードを遅くする


なんて切り出すか…



結衣も居るしな~




いや、結衣が先に家に着くからそれは良いだろう



そんなことを考えてるうちに



「空豆!ぼーっとしてんじゃないよ!」


結衣は小声で俺に言う



「う、うるせーな」



「早く私に帰ってほしいんでしょ?」



「うん、まあ」






「ふぁっく!」



結衣は俺に中指を立てる





「ばいばい、空豆、千尋にチューすんなよ」


「しねえよ!」



結衣の家に着いてしまった……



まずいぞー!


何も考えてなかった


てか考えがまとまらなかった


ちっきしょー!!



「空?」


「え?」



あ、見られてた?



「な、なんですか千尋ちゃん?」


「なんですかじゃないよ
どうしたの?怖い顔して」



「はっはっは…何でもないんだよ!」



この時は笑ってごまかしたぜ



うへぇ~(;´д`)


こんなに大変なのか






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