責められたい


男なんて、簡単だ。

笑顔とコーヒーと、少しの馴れ馴れしさ。
これがあれば、大抵の男は好意を持ってくれる。




「ね、冗談じゃなくて、ホンキなんだけどなぁ。食事行こうよ」

「えーホントですかぁ?嬉しいですぅ。」



少し上目使いで顔を見れば、「まいったなぁ」と髪をかきあげる先輩。


私は、「じゃあ今度」とニッコリ笑顔でその場を去る。







背中に痛いほどの視線を感じながら…


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