総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
それぞれに、また座りなおし真剣な顔つきになる皆。
メグさんが、みんなに何かを配っていく。
なんだか、小さなバッチのようなもの。
メグさんの説明によると。
「発信機です。逆探知は出来ないようになっており、防水加工も大丈夫です。血まみれになってもOKです。」
血まみれって・・・。
「それと、通信も出来ます。ただし、皆さんとではなく鬼蜘蛛にだけですが・・・。こちらからも出来ますし、皆さんからしてもらうことも出来ます。」
だ、そうだ。
みんなは片手に取ってじっくり見ていた。
「ご苦労だったな、メグ。」
「いえ、どうか、ご無事で・・・・。」