総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
それに気づいたアサが、少し笑って。
「じゃあ、無傷で帰ってきたらちゅう~してね。」
「なっ!?・・・・・・・・・・・・無傷で帰ってきたらの話なのですぅ・・・。」
「「「まじっ!?」」」
アキとカラ、ユウコの声が重なる。
あたしも目を丸くする。
「も、もうなんだっていいのです!!は、早く帰ってくるですぅぅぅ!!!」
そう言ってサヨさんは、どこかへ走り去ってしまった。
「総長、時間です。」
ルイが後ろから、ヒサに声をかける。
「わかった。」
それだけ言うと、みんなも理解したようで一斉に立ってみんながあたしの前に来た。