総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
女神への誓い。
なんだろう・・・。
そう思ってると、ヒサがゆっくり自分の膝からあたしを下ろした。
「・・・?どうしたの?」
あたしを囲むように立つみんな。
すると、ユウコがゆっくりあたしの前に立つ。
「・・・?みんなどうしたの?」
「誓いだよ。自分に、相手に勝つための。」
ユウコがあたしの両頬を両手で包みながらコツンとおでこをぶつける。
「泣きたくなったら、俺を思い出して泣けばいい。俺は笑顔で抱きしめるから。」
そう言ってあたしの頬にチュッとキスをくれたユウコ。
「へっ!?」
あたしは、驚いてキスをされた部分を触った。