総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

どれだけ考えたって、答えは出ないのに。


同じ事ばかりを自問自答してる。


でも、いいじゃねぇか。


考えるだけ無駄だ。


レナが、1人で部屋の片隅で。


もう泣かなくて済むように。


誰かを頼れるように。


短い間だったけど、俺はあいつに惹かれてた。


あいつの笑顔が見れるなら、俺はどんなに傷ついたって構わない。


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