総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
タケは金属バットを舐めながら、歪んだ顔で俺を見る。
こいつもシャブやってんのか。
呆れた連中だな・・・・。
後ろにいる連中に目を向けても、焦点の合ってない奴らばっかだ。
シャブのせいか、レナの言ってた通りのド変態どもか。
「いいぜ。ゲームでもなんでもやってやろうじゃねーか。」
―――――――ヒュッ
「「「総長!!」」」
金属バットが俺の肩すれすれまで垂直に勢いよく下ろされた。
何を焦ったのか、俺の下っ端たちが声を上げた。
ただ、肩にバット下ろされただけだろうが。
大袈裟だな・・・・・。