総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

「そっちの方のギャラリーはいい反応をしてくれるネ。」


「だろ?お前らの方は薄い反応だな。"見慣れてる"からか?」


「・・・ハハっ。鋭いね、ハゲっち。」


「悪かった。おれも名前だけは名乗っとこう。自分を痛めつけてくれるご主人様の名前ぐらいは知りてぇだろ?」


「どっちかっていうと、俺の方がご主人様なんだけどな。まぁ、聞いといてやるよ。」


「闇蛇総長カラだ。」


コイツの顔をどうやって変形させてやろうかと考えながら睨みつけた。


「もう一つの名は名乗らないのか?」


ニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべた。


「名乗る気がしねぇ。」


コイツ・・・知ってんのか。俺の事。


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