総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
名乗り出てきたのは、闇蛇の副総長だった。
「いいですよね?」
「好きにしなよ。」
タケの了解を得て、副総長はケータイの時計で10分を計りだした。
「30秒後に始めます。」
「ちゃんと、"殴られた数"数えといてね。」
「バカ言うな。俺が数えられんのは"殴った数"だけだ。」
拳を作り、にたっと笑った。
シーンと静まる中、戦いの火蓋は切って落とされた。
「始めっ!!」