総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
さて・・・俺の腹の中に早く飲み込まれてくれよ?
さっきから"空腹"なんだよ。
「はぁ・・・はぁっ。俺の負け・・・・?」
「たりめーだろ?おい、ド変態。」
「・・・・?」
血でぐちゃぐちゃな顔で俺を見上げるタケ。
その滑稽な顔に笑いが込み上げる。
「俺がお前から奪ったPLUTOのメンツは俺の好きにしていんだろ?だったら・・・・自分の下っ端に殴られて・・・・・・・死ね。」
最後の『死ね』は自分でも驚くぐらいに低い声だった。
「・・・・!?」
俺は周りにいる、PLUTOのメンバーに言った。