総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
「俺の言うことに従うんだろ?なら、コイツをヤれ。」
そう言うと、一斉に牙をむく下っ端ども。
「できるわけねーだろ!!」
「なめてんのかぁ!!」
はぁ、従順な奴は好きだが牙をむく奴らには。
「躾が必要だよなぁ。」
ニヤリと笑って、ポケットから出したのは"白い粉"。
指の間に挟んで、見せびらかす。
「最初にコイツを再起不能にした奴に、コレ。やるよ。」
フーッと流れていく紫煙を見ながらゆっくり視線を戻す。
「・・・・!」
白い粉が見えた瞬間、タケに襲い掛かっていくバカな奴ら。