総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
映し出された視界は、やっぱりモノクロで。
まるで、西部劇のような白黒。
この視界に色を付けてくれたのは。
紛れもない・・・・・。
「・・・・姫・・・・。」
姫の笑顔を思い浮かべるだけで、世界は色づく。
まだ、世界の色を失いたくないから・・・・。
「随分と難しい顔してんな。少しは、楽しませてくれんだろ?」
俺は、コイツを倒す。
姫の笑顔が、俺に世界は美しいと教えてくれるから。
だから。
「俺、珍しく本気だしちゃお・・・・!」