総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
「なぁ、あんた名前は?」
「ふわぁっ。」
「まさかのここで欠伸する!?すっげーおもしろいね、アンタ。」
「・・・・・とっとと終わらせようよ。」
欠伸で涙が溜まった眼をこすりながら、睨む。
「てめぇらは、雑魚同士勝手にやってろ!俺はコイツを、殺す。今日は殺してもいいって言われてるからな。」
そいつの一言で、一斉に敵が俺の仲間たちを襲い始める。
ひょろりとした体格で、異常に背が高い。
2メートルは軽くありそう。
「なぁ、俺の名前は知ってる?俺はねー。」
「もうさ・・・・・・・ダマレバ?」