総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
「あぁ・・・ゾクゾクするよ。」
その目は、さっきと違い狂気に満ちていた。
舌を出して嗤う。
さっき舐めた血が付いて、赤く染まっている。
「いいなぁ、喧騒の中で殴りあえる。」
完全に狂ったソイツは俺に嗤いかけた。
とても、愉しそうに。
まるで、新しい玩具を買ってきてもらった子供の様に。
「ガハッ・・・・ぐっ・・・ゲホっ・・・・!!」
息が出来ない・・・・!
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