総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
おかげで旗は、右側の部分が3つに裂かれひらひらとなびく。
「総長、セイタさんのところと連絡が付きました。」
「あぁ、悪かったな。リキ今回は疲れた。」
「ハハッ、ご苦労様でした。もうひと踏ん張りですよ。」
「わかってるよ・・・・・。」
和んだ雰囲気で、リキと話していると発信機が光った。
「メグ・・・・?」
「あぁ!やっと繋がった!無事ですか!?シュウさん!」
耳に近づけてしゃべった俺がバカだった。
メグの声はとても大きく、いきなりしゃべりだすもんだから耳が痛くなった。
どうやら、その声はリキにも聞こえていたらしく苦笑いだ。