総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
「メグ、うるさい。で?何の用?」
「何の用って・・・。ど、どうだったっすか?」
「今、終わったとこだよ。他は?」
「お、お疲れ様でした!」
発信機でしゃべってるだけなのに、メグが頭を下げているところが目に浮かんだ。
それから、他の状況を聞きカラとミズキが終わったことを聞いた。
「・・・ユウコのところはどうなってんの。」
「だいぶ、苦戦してるみたいです・・・・・。」
苦戦・・・かぁ。
「どこ?それ。」
バイクの、マフラーをふかしながらそれよりも大きなメグの声に耳を傾ける。