総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
中は薄暗く、ぼんやりと見える。
3人全員が、部屋に入るといきなり電気がついた。
広い部屋だった。
普通車が2台入るくらい。
部屋と言っても、床はアスファルト。
どうやら、元々廃倉庫だったところを弄ったみたいだ。
コンクリートから、冷えた空気が伝わってくる。
部屋の奥の壁には、ZEUSと天神連合の2つの旗が貼り付けられていた。
それをバックに、2人の男がいた。
「よぉ、この間の俺からの招待状は気に入ってくれたか?」
シンと、ヤミ。