総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】

軽く睨む。


その一言に。


招待状?


舐めたこと言ってんじゃねぇよ。


右手の拳に力を込める。


爪が掌にささって痛い。


「抑えろ。ルイ。」


顔の前に大きな手が現れる。


シンを俺に映さないように現れた、ヒサの手。


安心と、落ち着きが俺の中を走る。


「スミマセン・・・。」


下を向いて、目を閉じた。

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