総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
あたしが、ルイに笑いかけるとルイも笑い返してくれた。
「ヨウと話、つけてきた。」
後ろでヒサがぼそりと呟く。
あたしは、思わずカップを落としそうになってしまった。
危ない、アブナイ。
「どんな・・・感じだった・・・?」
「たいしたことなかったよ?支えをなくしたらすぐに折れちゃいそうな少年って感じ?」
チャラけた声が聞こえる。
「アキ・・・治ったの?」
「・・・おかげさまで・・・。」